コミケ3日目パート2

お店番をしばし抜けて、友人TS氏の頼まれごとを遂行するため、IDカードを手にしてLeafの企業ブースへ。ファンクラブ会員の特典、無料配布スティック・ポスターを無事入手。トークマスターIIで「アニスパ!」を聴きながら会場の外に並びましたがイヤほんと寒かった。フードつきのジャケットでよかった。きのうの午前中、「ヴィネットちゃん」を買うときは日が当たってポカポカしていたんですが。


この日はラッキー。大手だから買うのはムリムリ、とハナっからあきらめていたサークル「どじんち」に、ダメモトで行ってみると、ありました! どじ*1の新刊を買えました。ちょっと薄い本だけど(^^)、ひさしぶりにどじのエロティックかつ美麗な絵に触れられました。ワーイ。そーいや夏のコミケでは「ウラシマモト」でも新刊を買えたしな。今後は行列が一段落するのを待って、大手さんもまわってみよう、と決意する冬晴れの午後。


帰りがけ、国際展示場前ロータリーになにやら人だかりが。また奇天烈なペイントのクルマでも? と思ったら案の定、一台は車種はわかりませんが、全体に耳なし芳一のごとくロゴが入ったスポーツカー。一番目立つ文字は「Kanon」かな? もう一台は、アニメキャラがポップアップ式のドアにべーんとペイントされたユーノス・ロードスター。気がついたらカメラを向けていました。だって「撮影してください」と言わんばかりにドアが開けられているんだもん。ははは。


バッドフィンガーの話のつづき。アルバムで聴くのならば「ウィズアウト・ユー」が入っている「ノー・ダイス」がこのバンドの最高傑作、という評判です。わたしもそう思います。しかしわたしは「素敵な君」も推したい。なんでかというと、旧、というかオリジナルのサディスティック・ミカ・バンドでボーカルを務めていた加藤ミカによる「ダレモシラナーイ、シラナーイ、ナンテスバラシインデショウ……」と、日本語での歌、というか語りが挿入されている佳曲「ノウ・ワン・ノウズ」が入っているから。これほんとスバラシイ曲なのです。
とてもメロディーの美しい曲をたくさん持ったバッドフィンガーですが、商業的にはあまり成功しなかったそうです。それもあってか、バンドのメンバーもいろいろと不幸に見舞われています。そのあたりの事情はお正月にはふさわしくないし、コミケの話題からハズれまくってもいるので、この辺で。
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3日目のお買い物メモ:
CHU CHU STYLE(白亜右月の令夫人のサークル)●orbital……凄腕絵師、白亜右月(はくあうげつ)の、2006年のラフ・ドローイングを集めた画集●これはノーチェックでした。入手できてほんとによかった〜。白亜右月の本来のサークルは「YELLOW TAG」だそうです。不勉強で島田フミカネのほうしか知らなかったけど、白亜さんは冲方丁オイレンシュピーゲル」(ザ・スニーカー連載)の仕事もなさってたのね。天才絵師同士の競演か。すばらしい。……商業のほうの画集「白亜右月WORKS―flam boyant」ってもうとっくに出版されていたのね。知らなかった。不勉強。買わねば。
光速船●冬に観たアニメ本●すがわらくにゆきの同人誌。すがわらさん「エスパー魔美」のDVDボックス買ったんだ! そーいやあのアニメ、どんな最終回だったかしら。それはさておき、この本での「エスパー魔美」のまんがはひどい。←ホメてます 1Pしかないけど、いや笑ったわらった。
漫画の手帖漫画の手帖52●前コミケ代表・米澤嘉博の追悼文がいくつも掲載されており、読みふける。堀内満里子のは追悼まんがだ。
そういえば、終了時刻の少し前だったか、館内放送に合わせて多くの参加者が黙祷を捧げていました。わたしもしました。

*1:中村博文。おすし屋さんが主人公の「音やん」を長く描いている同名の漫画家さんがいますが別人