時をかける少女

レコード店でもらったチラシ(見開き仕様)にあったコピーが「17才、タイムリープ 覚えたて。」だったの。駄洒落のセンスも湿りがち。お許しを、諸兄。
友人YS氏とともに、細田守監督「時をかける少女」を観賞。於・テアトル新宿。前売り券を買っておいたのですが、完全入れ替え制ということで、券の裏側に整理番号のスタンプを押してもらう必要があったのでした。下調べ不足。反省。「お立ち見になります」というアナウンスがありましたが、それでもなんとか座って観られました。


じつは過去に、大林宣彦監督の実写版にハマりまして、いや、映画というよりも原田知世に、ですが(^^)。いまでもアイスコーヒーのCMを見ると胸がざわざわします(^^)。あの感動がほにゃららにされたらイヤだなあ……と思いつつも、制作スタッフの豪華さに惹かれて見に行った次第。


予備知識はゼロに近かったのですが、キャラクター・デザインからして、単なるその実写版のリメイクに終わってはいないだろうな、と想像はしていました。果たして映画のデキは……ちょっとエリック・ブレス&J・マッキー・グルーバー監督「バタフライ・エフェクト」を連想しました(逆か)。それはさておき、少なくとも完成度においては、実写版映画をずうっと超えていました。クライマックスでは、もう少しで泣かされそうになりましたよ。いや、泣いたかな。参った。おもしろかった。笑って泣かせる大衆芸能の王道です。


同じ細田守監督の劇場版アニメ「ワンピース」は、作家性が強く出ていた芸術的な作品でしたが、こちらは至極まっとうな青春映画でした。そして、「明るい未来を信じさせる」という点において、わたくしテキにはSFたり得ている作品だな、と思いました。未見の方は、ぜひご覧ください。ちなみに、ムービーウォーカーの18日〜24日集計では、「見てよかった!TOP10」の1位になっていました。
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