「精霊の守り人」、「ジグロ・ムサ」

精霊の守り人」、「ジグロ・ムサ」見る。前のエピソードにも出たけど殺陣の作画が凄い。ここんとこ、毎回が劇場映画一本分の濃密さを感じる。バルサの語る際のセリフがよいのかな、やはり。電脳コイルと同様、何度も繰り返し見てしまう。ワンショットごとに計算された画面づくりの勝利か、声優さんたちのがんばりか。


ところで。バルサとタンダってどこまで深い関係なんだろう。ぜったいに男女の関係はあるとは思うんだけど、住む「世界」が違うから夫婦にはなれないという、ある種の達観というか、諦観を持っているのかしら。気になる。だからって「ふたりはこーいう関係なのです」ってすべて明かされたらつまんないだろうなーきっと。

週刊ブックレビュー、特集「アサッテの人」

「ポンパ」や「タポンテュー」で文学の世界ではこんなに大きな話題になるのなら、ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜のほうが発表時期的にずうっと早いし、インパクトも凄いじゃないの、と思うのは私だけではあるまい。「撲殺天使ドクロちゃん」は偉大な作品である。パイオニアは常にえらいのだ。

レッド・サイレン

某優秀なクリエイターお勧めの、フランスのサスペンス映画「レッド・サイレン」、おもしろい! タイトルの「サイレン」はセイレーンのほうの意味ね。「レオン」に設定は似てるけど(^^)、銃撃戦もいい。もうちょっと立体的な場所での戦いだともっとよかったかな。ヨーロッパ映画らしく色調は陰鬱なんだけど、レイアウトというかどのショットも構図が美しいので飽きさせない。


アクションとは無縁のシーンなんだけど、ある、とても印象的なショットがあって、「レッド・サイレンごっこ」をしたくなります。タイタニックごっこをやるカップルを笑えないわたしです。ちなみにダリオ・アルジェント監督の娘さんが刑事役で出てます。しかし、「グレート・ブルー」(『グラン・ブルー』)のジャン・マルク・バール、すっかりおじさんになったなー。過激派組織をやめたがっている疲れたガンマンの役が板についていました。


ダリオ・アルジェントといえば、TSUTAYAディスカスに「サスペリア2」がないので、しかたなくアマゾンで安い中古DVDを買いました。まー新宿TSUTAYAに足を伸ばせば見つかるんでしょうけど。あ、あと「刑事珍道中(でかちんどうちゅう)」も同様に。こちらはブランニューのままで値引きされてました。ありがたし。