狩人の夜

チャールズ・ロートン監督「狩人の夜」。ロバート・ミッチャムリリアン・ギッシュが出ています。レンタルされてないので、紀伊國屋書店のシネフィル・レーベルから出ているDVDを仕方なく買ったんですが、その直後になんと近所のレンタル店にビデオを発見(T_T)。「店長のお薦め」とありました。足元を調べないとダメね。DVDソフトには特典としてオリジナル予告編とか付いてるからべつにいいけどね、と自分を慰める。なんでもマルグリット・デュラスが大好きな映画だったらしいです。手の指に単語の刺青を入れるというキャラづくりは、本作がオリジナルなんでしょうかね。
ストーリーは、銀行から強奪された1万ドルを巡る、比較的シンプルなモノなのだけれど、いわゆるハリウッド映画の定型からは外れています。そして画面に緊張感がみなぎっていて、最後まで飽きさせません。いまならともかく、昔の白黒映画でこういう意欲的な内容というのは凄いです。

狩人の夜 [DVD]

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