「ケルベロス 鋼鉄の猟犬」に感動する

朝、寝床で TalkMaster IIのイヤホンを耳に入れ、「ケルベロス 鋼鉄の猟犬」聴く。感動して泣く。からだが震える。
フリードリヒ・パウルスとの会見を果たし、フィーゼラー・シュトルヒ*1に乗ってスターリングラードに戻る主人公は、列車砲の大群を眼下に見る。パウルス将軍率いる第6軍がのちに10万人の捕虜を出したことは望月三起也の短篇で知ってます。まんがってほんと勉強になるなあ。ただこのラジオドラマは虚実ない交ぜなので今後の展開はわかりませんけど。


まさか押井監督の作品で泣かされるとは想像もしませんでしたよ。日系ドイツ人の女性将校、マキ・シュタウフェンベルク大尉というムチャな設定の主人公は、宣伝中隊(ペーカー)の任務という名目で、いにしえの甲冑をまとう「装甲猟兵」の撮影をもくろみる。ただそれだけの話、なんだけど今回の放送ではほんと感動したのよ。べつだん泣かせが入ってるエピソードでもないのにさ。これからいよいよ終盤。どういう着地の仕方をするのかがコワくもあり、楽しみでもあります。

*1:セスナ機のようなかたちをした小型単発飛行機