長門有希の100冊

#99「海がきこえる」を読む長門、を想像するとゾクゾクします。「ザ・スニーカー」12月号をチビチビチビチビと読んでいます。眼鏡の先セルをくわえた長門のイラストが添えられた「長門有希の100冊」、秋の夜長によいですね、とか思っていたら冬になってしまった。わたしもこれを参考に、少しずつ読破していきたいです。……じつをいうと涼宮ハルヒは「憂鬱」しか読んでいないのです。だから多くのイラストで長門が眼鏡を外している理由を知らないのです……キョンくんのひとことのせい?
あ、#39菊川鈴音「妄想自然科学入門」はおもしろかったです。ハルヒの書評でよく引き合いに出されるグレッグ・イーガンは#18「順列都市」が選ばれています。長門はこの本に「参考」とコメントしてます。エスエフ苦手なんだけど、読まないといかんのかのう……。SFはもちろんのこと、ミステリ率も高いです。ドグラ・マグラは当然として、#37奇想派ミステリの雄・芦辺拓「殺人喜劇の13人」が入ってるのがステキです長門セレクション。長門有希のコメントは「あわただしいところ」。……うっ! 涼宮ハルヒを理解するには、#23ゲーデルや#21ヘーゲルを読まないといけないのか……。 笠井潔「哲学者の密室」に出てくる、収容所の所長フーデンベルグみたいに、現象学も哲学もなにがなにやらさっぱりです。……貧しい頭脳を嘆く。以前に筒井康隆「誰にでもわかるハイデガー」のカセット聴いたけど、やっぱりさっぱりでした。