「文学賞メッタ斬り、今年の話題作総まくり」

週末はイベントづいているゴヤアキラ、電話予約ができたので、いって参りましたよ! 大森望豊崎由美トークセッション「文学賞メッタ斬り、今年の話題作総まくり」於・新宿三越地下3階特設会場。
★ホントは豊粼由美なのですが、粼は機種もしくフォントに依存する文字なのでしょうか?★ 
大森望もトヨザキ社長も、ご尊顔を生で拝し奉るのは初めてにござります。もちろん詳細を書くことは控えますが、っていうかかなり個人名の頻出するトークだったのでさしさわりありまくりで書きようもないですが(^^)。
ほんっとに勉強になりました。っていうか、「やっかいな作家さん」のコトたくさん聞いちまったよ! やっべー。まあこの日報での前言は撤回しませんけど(^^;。でも私見では編集者の中にも……それはさておき、さしさわりのない範囲で書けるのは、「小説は芸術表現だけど商行為なのだから納入の期日は守るべし」、「優秀な書店員には女性が多いので、文章はともかくルックスに自信のある男性はどんどん作家をめざすべし」くらいですか。わたしの筆力において、こうして文章にすると女性に対する蔑視がにじんでしまいますが、そういう意図はもうとうございません。マーおうおうにして男性が「おれってけっこうイケる顔だよな」と本人が思っているほどには女性の眼にはそうは……まあいいや。ズレました。もどします。
トークの後サイン会が行われ、その場で買った「文学賞メッタ斬り!」におふたりのサインをしてもらいました。小説家や漫画家に、著書へのサインをもらったことはありますが、批評家や翻訳家のかたにもらったのは初めてです(^^)。
文学賞メッタ斬り」、exciteのウェブ版に増補がなされて、はるかに充実した内容ですので、ぜひお読みくださいまし。ウェブ版にはなかった、ライトノベルファウストについてももちろん書かれています。
↓エキサイトのページ
http://media.excite.co.jp/daily/thursday/030612/index.html
トークでとりあげられた本の中では、ダン・ブラウンダ・ヴィンチ・コード」(角川書店)と、有川浩「空の中」(ありかわひろ そらのなか メディアワークス/ハードカバー)がとても気になりました。「ダ・ヴィンチ・コード」はトヨザキ社長のツッコミに爆笑しました。読まねば(文庫になったら)。「空の中」はエンタマで先行発売されていました。こっちはいますぐ読みたいです。「サーズデイ・ネクスト」はタイトルがとにかくかっこいいよなー。

空の中

空の中


トークの後、三越の7、8階にオープンしたジュンク堂書店新宿本店をのぞいてみました。もちろんライトノベルの棚に直行。新刊はお立ち読み可能、やたらにそろってる既刊本(たとえば『よくわかる現代魔法』のシリーズ一巻目とか)、その多くはまんがの単行本みたいにシュリンクパックされてました。なるほどね。なぜかコバルトにはされてないんだよな……。
見渡すと、ごく一部を除いてどの棚の前にも平台がなく、一方の壁から体面までとにかくダーっと本が並んでいるのは壮観。純文学の棚、中上健次んとこに新現実 Vol.3がちゃんと置かれているのがステキ。


階下のLOFTへ。テレビ神奈川でおなじみ、ジゴロウのグッズコーナーがあって仰天。