レディ・ジョーカー

高村薫週間。毎日新聞といえば、映画「レディ・ジョーカー」の紹介が先日載っていました。高村薫のインタビューも。↓こちらで読めます。
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/cinema/news/20041009ddm010070163000c.html
文中での高村薫はいわゆるファンタジー小説のブームに批判的な態度です。ただ、「レディ・ジョーカー」ふくめて高村薫の世界観は、ファンタジーとまでは言いませんが、かなりライトノベル的だな、というのがわたしの印象です。デビュー作からしてかなりカっとんだ設定だし、「レディ・ジョーカー」にも登場するシリーズ・キャラである合田刑事はなんたって×園で××××××を××してしまう。かっこよすぎます。かててくわえて義理のお兄さんは合田刑事を××××××××!!!!!!!! 作者がどこまで自覚しているかはわたしにはわかりませんが、プロ批評家が「リアルだ」、「よく取材している」なんてコト書いてホメるけど、読者はそんなとこに惹かれるわけではないのです。おじさんたちの言う「リアル」とぼくたち(^^)のリアルとはぜんぜんちがうんだよなー。
レディ・ジョーカー」のキャラ萌え:半田がステキ。人間の思考ってこんなふうに飛躍するのか! と衝撃を受けましたよ。でもじゅうぶんにありうる。「半田」は「合田」と対になっている名前だと思います、たぶん。
ぜんぜん関係ない余談。「レディ・ジョーカー」って、発音するときは「れでぃーじょーかー」ですよね。ただし表記の際は音引き(ー)を省略する。たしかにレディーって書くと少し間が抜ける。わたし的には非常に重要な問題なのですこれは。またさらに関係ないけど「通りすがりのレイディ」(コバルト・シリーズ )、これもまた、作者みずからが言及しているとおり、これ以外の表記はありえない。