<ネタバレご注意>特捜班CI5「味方とは敵より少ないものなんだ」

マイナ作品だからべつにここでネタバレしたって良いんでしょうけどね(なげやりなタメイキ)。「特捜班CI5」ボックス2収録「味方とは敵より少ないものなんだ」。本邦では字幕放送のみ、今回が完全新規の吹き替え。MI6に潜入した実在のソ連の高級スパイ、キム・フィルビーを連想させるエピソード。おそらく実際の事件を下敷きにしたのでしょう。


この「特捜班CI5」ボックスパート2、ディスク4には映像特典として、メイン声優3人すなわち、森山周一郎野島昭生若本規夫のインタビューが収録されています。ありがたし。森山周一郎によると、アラン・ドロンの声は野沢那智よりも自分のほうが近い、だそうです。ほんとかね! コーレイ部長役のゴードン・ジャクソンは、わたしが字幕版で聴く限りは森山ご本人に似てる感じがします。
若本規夫によると、前作の売れ行きの結果が今回につながり、そして今回のDVDの売れ行きが次につながるそうなので、なにとぞDVDソフトをよろしく、だそうです。ライナーにもあったけど「攻殻機動隊」や『24』-TWENTY FOUR-の原点としても見応えがありますんで、未見の方はぜひボックスをご購入くださいまし。レンタルされてないもんで……。特にこのボックスパート2には、特捜班CI5屈指の傑作エピソード「盗みのプロの行先はどこだ! Where The Jungle Ends」も入ってますし。特捜班CI5のほうも、フィクサー・クラスの高級傭兵のほうもプロフェッショナルぶりの描き方が凄い。幾度見ても飽きがこないんだなーこれ。