フィフス・エレメント

リュック・ベッソン監督「フィフス・エレメント」見る。この監督の幼稚な特質が出ちゃったな……。ゴルチエがデザインしたという未来の服も「一所懸命やりました」という痛々しさを感じる。っていうかレトロスペクティブに見えてしまう。
ベッソンって、ほんとに出来不出来のはっきりしたひとですね。「サブウェイ」みたいな、あんなに素晴らしい作品があるかと思いきや、一方ではこのざまこのていたらく。中間がないのはいっそすがすがしいですけど。でも「『V』(の項目)はいい。良い言葉がたくさんある」っていうブルース・ウィリスのセリフは印象的。こういうセリフはアルファベット圏の言語じゃないとキマらないもんなあ。