「久米宏 ラジオなんですけど」に! 細野不二彦!

普段聴かぬというのに今日に限って! なんでかしらたまたま聴いたんですよ「久米宏 ラジオなんですけど」(TBSラジオ)。まんが特集なんだな、と思って聴いていたら、ゲストはあの! 優れたアーティストであり、また徹底したアルチザンでもあり続ける天才・細野不二彦。玉音(あえてこう書かせていただきたい)をたまわるのは初めてでござるよ。


わたしが初めて触れたホソノまんがは「どっきりドクター」だったかしら。不勉強だもんで、デビュー作の「クラッシャージョウ」は、少しあとから友人に借りたかなにかして読んだと思います。とにかく! 「どっきりドクター」は猛烈に絵が巧かった。完全に誌面に没入してしまって、そばにいた友人にわたしの目前で手をブンブンと振られるまでわれを忘れて読みふけってしまった。
そしてなにより細野不二彦、女性キャラがかわいい&セクシー! 女性の服装にも、こども心にハイセンスを感じました。女教師にイヴ・サンローランのロゴが入った服とか着せていたもんな。当時としては早いと思います。「クラッシャージョウ」のころは、さすがにデビュー作ということで、もちろん凄く絵は巧かったけど、まだちょっと完成されていない感じを受けました。少年サンデー系列の雑誌での作品では、もう才能が炸裂していました。