とるこ日記・書籍版

気鋭作家三人組のトルコ国珍道中を記録した書物である「とるこ日記」をパラリとめくる。ウェブでの連載時にも読んでいましたが、寝っころがって読めるし、やはり本の形はありがたい。
とはいえウェブのほうは、ポインタを単語や文章の上に乗せると、作家の反論(?)コメントが現れたりする、というPC環境ならではの工夫がなされていました。いずれ書籍もハイテク化して、指で単語に触れるとブワーンとハイパーリンクしたりしてくれるとありがたいな。シチズン「エコドライブ」の時計や、太陽電池使用の電卓みたいに、太陽光や電灯の光だけで電源が供給できればなおよろしい。ところで、わたしがめんどうくさがりんぼうなせいもあるんだろうけど、腕時計はもうシチズン「エコドライブ」以外は買わないと思います。電池交換の必要がないんだもん。


時計といえば、いっときゴテゴテしたデザインのに凝ってしまって、シチズンセイコーパイロット・ウォッチなどを買ったりしました。パイロット・ウォッチってベゼルの周囲に、回転する計算尺がついていて見た目がかっこいいのよ。距離や燃料をパイロットが計算するための部品ね。計算尺の使い方いまだにわかんないけど(^^)。あのころは思い余ってもう少しで17万円以上もするフェラーリのクロノ*1を買うところでした。「分不相応! だいいち、おれの貧相な腕には絶対に似合わない!」と気づき、すんでのところで思いとどまりました。

*1:中身のムーブメントは確か日本製だったはず。現在のフェラーリクロノグラフをつくっているGIRARD-PERREGAUX……ジラール・ペルゴ……とは違う会社がつくっていた、全体が真っ赤っかなデザインの時計