野良猫ロック セックスハンター

ええっ、なぜ!?　どうしてそういう展開になるの!?　わたしにはわからん！　誰か教えてくれ！　……PS2ゲームソフト「クールガール」のクリエイターが推奨する例の映画「野良猫ロック　セックスハンター」の感想。テレビ東京で深夜に放送されたもの。野良猫ロック・シリーズ第3作、でしたっけか。シリーズ各作品の間には、一部の監督や俳優が共通している以外に関連はないようです。
フィルム、というか画面にさして傷もなく、妙にキレイに見える。これって国内版DVDは出ていませんよね？　なんでこんなにキレイなんだろう。テレビでは不都合なことばなのか、ときおり音声が消されていて、わかりづらい部分があることが残念。前後の流れから想像はできますけど。
あらすじ。ある理由から強烈な復讐心に駆られる「バロン」と呼ばれる男（藤竜也）は、愚連隊「イーグルス」を率い、米兵と日本人女性との間に生まれた二世たち……ここにはっきりと書くのははばかられますが、人種的特徴が明確なルックスの青年たち……に暴力を振るい、街から排除しようとする。その愚連隊と、マコ（梶芽衣子）率いる女子（死語で言えばズベ公）ばかりの不良グループと、生き別れの妹を尋ねまわる青年カズマ（安岡力也。スマートでワイルド。かっこいい！）の行動が交錯し、そして対決へと至る。
日本人と、駐留米軍との軋轢がテーマのひとつになっている。いまも米軍基地の問題を抱え続ける現在の日本と、ちょっと重ねつつ見てしまいました。シリーズ前作「ワイルドジャンボ」よりテーマと題材がはるかに明確。テンポも良くて見やすい。ただ、周囲のひとに見ることを強要してまわるほど猛烈におもしろいか、と問われると……(^^)。梶芽衣子がファッションも含めて素敵だから、まあいいか。
ジープがたくさん出てくるけど、あれがウイリスMBと言う車種なのかしら。それとも三菱製？　まんが「軽井沢シンドローム」を思い出しました。
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