男くさいデスペラード

これのもとになった映画「エル・マリアッチ」は、タランティーノが惚れこんだ、っていうんで見たのですが、正直言ってあまり印象には残りませんでした……(^^)。懲りずにロバート・ロドリゲス監督「デスペラード」、先日見ました。
男くさいバンデラス主演。ガン・アクションはリアリズムとは完全に縁を切られていてひたすら男くさいです。わたしの好みにはまったく合いませんが、クライマックスの「銃撃戦」は笑っちゃうくらいにハデで楽しめました。意味ありげに出てくるキャラの扱いが、また男くさい。ストーリーもああなんだかもう男くさい、なんだけど細かいことはいいっこなし。ただ音楽は男くさくなくってすばらしいですね。映像特典がないのはレンタル用DVDだからかなあ……。
仇役の俳優、どっかで見た顔&声、と思ったら『24』-TWENTY FOUR-シーズン3に出てくるサラザール兄弟のおにいさんでした。吹き替えの声優さんもおんなじだ。
シン・シティ」はロドリゲス監督だっていうから、えー、好みに合わなさそう、と思っていましたが、ネットでトレイラー見たらあまりのかっこよさに一目惚れしてしまいました。かっこいい、といってもモダーンなものではなく、わたしが好きな、下世話でナウなヤングのハートをアタックする、シビれるとかドンズバーとか、ビートでジャンプなイカす感じのかっこよさね。強引にファンタジー・アートでたとえるとフランク・フラゼッタでなく、ボリス・ヴァレイホーのほう(^^)。早く本篇を見たいです。