戦争体験

晴れ。あけましておめでとうございます。
この日報、タイトルに反してあんまライトノベルの話題がありませんが、今後もおつきあいくだされば幸いです。いつもひとりよがりな内容ですみません。


NHK衛星でやっていたドキュメンタリーとかをがらにもなく見ていて、フト思うのですが、戦争を体験することと、苦しい体験をして精神を鍛えてりっぱな人間になることとは切り離して考えるべき、と思います。
戦争体験があったからわたしは鍛えられた、苦しいときでもがんばれるのだ、という意見を聞くことがあります。わたしは戦争の状況を想像するしかないので、そうですか、たいへんでしたね、それにひきかえ、わたしはあなたとちがって軟弱者です、ごめんなさい、としか答えることができません。
しかし、戦争によってたとえば顔の半分、あるいは四肢やペニス、あるいは運動する能力を失ってなお生き続けるひとの前で「戦争体験があったからわたしは鍛えられた、苦しいときでもがんばれるのだ」と胸を張って言えるひとがいるのかな、とも思います。