水曜日 高村薫のつづき

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また、ホシノ光栄の書評「ライトノベルが最高だ!」も載っています! 「涼宮ハルヒの憂鬱」をSOS! こちらも小説の抄録ページでおたちよみできます。よろしくお願いします。お読みになったあかつきには、あなたのビールにも異物混入! ←戯言です


曇天。


毎日新聞読む。あっ、読書調査にはつづきがありました。ごめん毎日新聞重松清インタビューで「ライトノベル」ということばが出てます。そのスジの作家名であげられていたのは滝本竜彦だけでしたが、これは紙面の都合上、と信じたい。


高村薫の件のつづき。
詳細を知らないわたしが言う資格はないですが、あえて言っちゃいます。えー、以下に書くコトは日経とはいっさいなんの関わりもない私見です。←気が弱い 「ライトノベル読本」購読しました。こないだは「日経キャラクターズ!」も購読しました。……あっ、これは新聞社でなく日経BP社か(^^)。
現場の編集者はともかく、スーツ着てネクタイ締めてるひとたちにとっては、作家さんはテキストを出力する機械にすぎないんでしょうね。そうでなければモニャモニャなコトは起きるはずがありません。そりゃま作家さんのなかにもやっかいなひとはいるでしょうけど(^^)。
以下は牽強付会になります。↑文頭の記事からははなれてしまいます。すみません。エリートのひとたちの中でも、ごく一部ですが中途半端に頭の良いひとは「ボタンを押せば機械は必ず仕様通りの動作をする」と、かたくなに信じているフシがあります。
でも機械だって、たとえば印刷ならば紙やインキといった不安定なものを素材とするため、仕上がりはそのときの気温や湿度に大きく左右されます。機械を扱うひとの腕がものをいいます。一流どころがてがけても一枚目と一万枚目とでは色味が違ってきます。そういうコトさえ理解できないエリートのひとがいることに、問題の深さがあります。
エリートは、わたしのような中学さえまともに出ていない鬼畜な工員にはできない仕事、つまり効率の良いシステムを構築し運営する仕事ができるからこそ、そして人心収攬の高い技術を身につけているからこそ、ひとの上に立つエリートになれるはずですが、どうやらそうではないらしいコトがわたしにもさいきん、ようやっとわかってきました。
中途半端に頭の良いひとには、お仕事としては、システムの構築&運営ならまだしも、人生の機微を理解できなければならない、ピュアな愛のエナジーを理解できなければならない、ものづくりの業種や出版に関わる業種はあんま選択して欲しくはないですね。ただ中途半端に頭の良いひとの最大の欠点は、その自覚がない、自己批判をしないコトですから、いかんともしがたい。エンタマでみかけた若者諸君が台頭すれば状況は良くなるのでしょうけど。


「作家さんのなかにもやっかいなひとはいる」でフト思い出した。出版業界にまことしやかに伝わるという「メロン事件」って事実なのかしら。……某ベストセラー作家がクルーザーをしたてて海上にくりだしパーティーを催した席で、その作家がメロンまるごと一個を海にポーンと放ったかと思うと若手の編集者に「とってこい!」と言った、という編集者哀歌。その編集者はどうしたかって? もちろん飛び込んでとってきたそうですよ。麗しき編集魂。土田世紀の世界だ。いやマーわたしは何かの雑誌で読んだだけですが。しかもうろおぼえで書いてます。すみません。くだんの編集者はいまでもメロンを探して泳ぎ続けているのかもしれません。