鷲の翼に乗って

すがやみつる菅谷充)のウェブ日記を拝読。たいへん勉強になりました。2004年05月03日の日記に、イラク人質事件の「経費」のことが話題にされていて、そこで紹介されていたのがケン・フォレット「鷲の翼に乗って」。なるほどなー、と思いました。
くわしくはこのノンフィクションを読んでいただきたいのですが、とにかくすごいです。いぜんに大統領選にも出馬したのでご記憶のかたもおられるでしょうが、ロス・ぺローという大富豪が、革命直前のイランで拘束されてしまった会社の部下を助けるため、私費で元特殊部隊の将校を含む救出チームを結成して……という実話です。冒険小説を地でいっています。単発のテレビドラマにもなっていて、見た記憶があります。週刊誌の見出しには「もと人質がいまも払わない航空運賃」とかなんとかいうのがありましたが、↑この本を思い出したあとで見ると、うーん、日本人ってやっぱ国土の大きさに見合ったみみっちい民族だな、という感じです。
ロス・ぺロー、大統領選の感想として「ドラム缶に詰め込まれて外から棒でガンガン叩かれている気分だ」なんてコメントしてて、うまいな、と思いました。いや経験はないですけど。
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