TABOO SONGS〜封印歌謡大全

「TABOO SONGS〜封印歌謡大全」（TBSラジオ）を聴きました。いわゆる「放送禁止歌」を、あえて放送する、という趣旨の2時間番組。「封印歌謡大全」という本を題材にしたそうです。
……これ、録音しといてよかった！　おもしろいので繰り返し聞いてしまいました。わたしは正直言うとこの番組を「興味本位」「怖いもの見たさ」で聴いたのですが、たいへんな勉強をさせていただくことになりました。

正確には「放送禁止歌」なるものはどこにも存在せず、「要注意歌謡曲」というリストがあるそうですが、さまざまな事情から放送に際して異様に厳しい自主規制をされている音楽が多数ある、というのは、世事に疎いわたしでも知っていましたが……。くわしくは下記の「松岡正剛の千夜千冊」をお読みください。←ブン投げですみません

番組の序盤は、戦前、戦中の歌などでマーなんというか歌自体が牧歌的なので刺激は少なかったのですが(^^)、放送禁止では定番？　の「金太の大冒険」あたりからヒートアップしてきましたね。
畑中葉子とビートたけしの「丸の内ストーリー」という曲、イントロのたけしの語りが、女性差別もはなはだしくって、「これはたしかに放送できないな……」とわたしも思ってしまいました(^^)。
岡林信康の「手紙」という曲は、部落差別問題を糾すテーマですが、聴いていて、まず曲のよさに感動しました。こういう音楽が、歌詞の内容で差別問題を扱っている、という理由から「封印」されてしまうのはヤハリ問題ですね。

封印歌謡大全

↓MSN毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/tv/news/20070720spn00m200001000c.html

↓松岡正剛の千夜千冊「放送禁止歌」
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0845.html

↓参考にさせていただいたはてなダイアリー　4310
http://d.hatena.ne.jp/shimizu4310/20070722