BS世界のドキュメンタリー イスラエル暗殺部隊

録画した「BS世界のドキュメンタリー」見る。「証言 イスラエル暗殺部隊〜“ミュンヘン”への報復〜」。映画「ミュンヘン」の題材となった、ミュンヘン・オリンピックでのテロへの、イスラエル国家による報復作戦の取材。もちろんいまでもイスラエルは国家としての関わりを認めてないけど、元関係者、と称する人物たちが顔を出して、次々と証言していくことにショックを受ける。わたし、ナイーブ過ぎる? 実行部隊だった、というひとたちは、さすがにシルエットでしたが。
テロの中心人物とされるサラメを爆弾で吹っ飛ばしたのは、むくつけき男たちではなく、おねいさんだったのか……。印象に残ったのはエンディングでの、テロ犠牲者の遺族の証言。1996年のアトランタ・オリンピックに、ミュンヘンでの犠牲者の遺児たちが行ったという。開会式では、遺児たちはパレスチナ代表選手団に声援を送った、っていうところ。報復はなにを生み、そしてなにを失うのだろう、と、貧しい頭脳のわたしも、しばし考えてしまいました。