ヤングガン・カルナバル
深見真(ふかみまこと)「ヤングガン・カルナバル」の感想。まずはマクラに銃のお話。映画「イノセンス」にスチェッキンっていう銃が出てくるじゃん? わたしはスチェッキンという単語を、イノセンスの他には漫画の「ブラック・ラグーン」と、「アフリカン・ゲーム・カートリッジズ」でしか触れたことがありません。この「アフリカン・ゲーム・カートリッジズ」は深見真の濃密かつ鮮烈なガン・アクション小説。黙って読むべし。全編に渡って血煙と硝煙が立ちこめてます。
ふたりのヤングガン……若き殺し屋……が中心人物。共闘するのか、はたまた対決するのか? それは読んでのお楽しみ。女ヤングガンが操るのはFN5.7ミリ拳銃。名前の通り5.7ミリという特殊なタマを使用する。ファイヴセブンという通称らしいですが、超かっこいいデザインの銃です。どこかでガスガン出してくれないかなー。
感想。読みはじめてすぐに「アフリカン・ゲーム・カートリッジズ」を連想しました。容赦のないバイオレンス描写とスピード感にあふれています。ただ! 主人公のラブコメ描写がもっといっぱいあればいいのに! 続巻は10月刊行予定。
……専用ソフトでパソコンの画面に向かって主人公は漫画を描く。もうこういうスタイルがスタンダードになりつつあるのかなー。
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