松浦純菜の静かな世界

週刊ブックレビューで紹介されていたミステリ、浦賀和宏松浦純菜の静かな世界」を読み終わる。連続猟奇殺人を題材としている割には地味なストーリーですが、お、おもしろい! 暑さを忘れる! 地味だけど読むとどびっくりしますよ。見てくれ、読んでくれ、としか言えないのですが、とにかくウスダヒロによる美しい表紙イラストが内容とベスト・マッチング。……西尾維新の作品のあとに読むとたいていの小説が地味に感じられてしまうので、上記のわたしの感想はそのへんのご勘案をよろしく。
中心人物のひとり、撃たれても死なない「奇跡の男」たる、ガンプラ、というかグフオタクの八木剛士(やぎたけし)はおれだ! おれの頭の中身が書かれている! ……いや、八木君のほうがはるかにりっぱだな。

松浦純菜の静かな世界 (講談社ノベルス)

松浦純菜の静かな世界 (講談社ノベルス)