ファウスト Vol.5 感想02

ファウストVol.5、つい、コラムやエッセイ、トーク記事を先に読んでしまう。枕木憂士「もの思う葦」、「未帰還の友へ──映画『生きる』について」。映画をひねくれた見方ばかりするのはつまらないよ、という教訓を得られるのみならず、オタクの教養に関してしばし考えさせられる。相手の立場、ひとの気持ちを想像する、ということをおれは常に忘れないようにしているのか? と、一読したのち、自問自答しました。
取り上げられている、黒澤明「生きる」は、たしかにその重いテーマにしては、ちょっと構成がヘンテコな娯楽映画ですよね。