血だるま剣法読んだよ

書肆を何軒かハシゴ。勉強のため、とらのあなで、表紙がすっごくえちい同人誌を買ってしまいました。恥ずかしかったです。とらのあな専売「新婚合体ゴーダンナー!?」です。あと吉崎観音(M)デザインワークスノート2004も。使徒と女の子を融合させたイラストがかわいいです。
きのう書いた「血だるま剣法」を読みましたァーッ! 実にすばらしいまんがです……。諸般の事情により、××××××××、と伏せ字がなされたところはありますが、じゅうぶんに楽しめました。社会批評の観点から語られることもある作品ですが、わたしはまず第一に、鬼気迫る娯楽作品として楽しめました。まんがの感想ですから、駄洒落のひとつもまぜて書きたいところですが、さいきんのお行儀の良いものばかりを読む身ですと、こうした熱情あふるるまんがの放つ香気にクラクラする思いです。与太をとばす気持ちになれませぬ。おもしろいから読んでくれ! としか申せませぬ……。1960年代に、まんがはすでにこれほどまでの域に到達していたのでござりまする。
このまんがは、ある理不尽な理由から、漫画史の文章によく登場します。なぜか、は併録されている呉智英(くれともふさ)の解説にくわしいので、ぜひ本書をお手にとってご一読いただきたいです。