『もののけ姫』はこうして生まれた

ダ●バールのような動く城
新作ミヤザキアニメ。木村拓哉演じる若き金庫破りが活躍する大冒険活劇。脚本は清水義範
「ソウルの動く城」は前にやったしね……。拓ちゃんってすっごい名優なのに、SMAPメンバーってことでなにかと色眼鏡で見られてたいへんだと思います。ジブリのアニメに専業声優以外のひとが多く出るのは、東映動画時代からの伝統ですよね。やっぱ宮崎監督や高畑監督みたいな、古くから苦労して劇場映画つくってるひとたちは、ひとりでも多くのお客さんをコヤに呼ぶこと、見せ物興業で儲けを出すこと、日銭を稼ぐことがいかに難しいか、が骨身にしみてるのだと思います。作品の高い完成度と、たくさんのひとから注目を集めることとがイコールと思ってる、お気楽なオタクとは考えの深さがちがいます。「『もののけ姫』はこうして生まれた」を見ろッ! たわけッ。「となりのトトロ」での糸井重里おとうさんは、わたし大好きです。見るたんびにベストなキャスティングと思います。ジブリビリーバーのゴヤアキラです。
あれ、新聞で読んだんだっけか、糸井重里の親御さんは、ジュリアン・ソレル(ジュリヤン・ソレル)からとって息子の名前にした、っていうの。うわ、ネーミングのセンスがインテリな親御さん……と感心しました。でもジュリアン・ソレルって、けっして理想的な人間ではないですよね(^^)。こどもにはやたら理想的な名前よりも、というバランスの感覚かしら。
検索したら、あたりまえかもしれませんが「ほぼ日」が出ました。……うーん、なるほど、そういう理由だったのか。
「『ボウリング・フォー・コロンバイン』はこうして生まれた」や「『華氏911』はこうして生まれた」があったら、ちょっとヤですけど。ちょっとだけね。